【夫の浮気】新婚時に怪しい行動をする夫は真っ黒でした
夫と結婚して間もない頃のことです。車で出かけていて家の車庫に車を停め、車を降りようとした所で夫が「ちょっと母さん(姑)に電話をしてから家に入るから先に入ってて」と言われました。この時に初めて夫が何かを隠していると思いました。それから一月ほどの間に同じようなことや、わざわざ家から出て電話をかけたり、家の中での携帯電話がずっとマナーモードになっていたりと怪しい行動は続いたのです。
私は例え夫であろうと人の携帯電話を勝手に見るという行為にはとても抵抗がありましたが、夫婦としてその当時の関係やこれからの事を考えるとそのままではいけないと感じました。
何か証拠があるとしたら携帯電話にあるだろう、しかし勝手に見るのはなぁと悩んでいる時に夫の携帯電話のバイブが作動し、メールを通知していることに気付きました。その時夫はいびきをかいてお昼寝中。今しかない！と思い勇気を出して夫の携帯電話を確認すると真っ黒な内容がそこにはありました。
そこからはメールや発着信を一心不乱に見ていると、不倫相手も既婚者でしかも近所に住んでいるらしいということ、夫よりもだいぶ年上の女性であることがわかりました。カッと頭に血が上り、その場で相手の女性に電話をかけました。夫の携帯電話からかけたので、ルンルンな感じで相手の女性は電話に出ました。だって、最後のメールは今から会えないかというお誘いのメールでしたから。
不倫相手の女性と電話し、寝ていた夫を起こすことに・・
相手の女性に私は妻であること、あなたはどういうつもりですか？と出来るだけ落ち着いている感じで問いていましたが、今思えば声が上ずっていたかもしれません。相手の女性は夫が既婚であることなどは知っていたようです。そして夫に電話を代わって欲しいというので、心地よくお昼寝をしている夫を蹴飛ばして起こし、無言で携帯電話を差し出しました。寝ぼけていた夫が我に返ったように目を見開いていた表情は今でも覚えています。二人の会話なんて聞きたくもありませんから、私は席をはずしました。
通話が終わり、夫はまっすぐに私の所まで来て土下座をしました。実は結婚前から続いていた関係だそうです。お付き合いをしているわけではなく、軽い大人の体の関係だと説明されました。ここでやっと私も怒り狂うことが出来ました。悲しいやら悔しいやらいろいろな感情が混ざっていたと思います。そこにあった灰皿を夫に投げつけようと思ったのですが、理性は残っていたようで夫には当たらないように投げました。
土下座をしながら謝り、関係は綺麗に切る、二度とこんなことはないようにするという言葉を信じることにしました。その時、お腹の中には赤ちゃんがいましたから、ここで離婚をするわけにはいかないし、夫を一度は信じてみるのも人としての情けなのかなと思ったのです。
あれから10数年が経ちますが、浮気はもうしていないと思います。
それは私にばれていないだけかもしれませんが、今では私にばれなければそれでもいいのかなと思っています。あの時の悲しい、悔しい気持ちはもう二度と味わいたくありませんから。夫にも相手の女性にも制裁はしていません。
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