私は36歳、夫は45歳、子供は3人います。結婚14年目を迎えた頃、夫の転勤で遠方に引っ越すか、家族で一緒に行くか、かなり悩みました。しかし、子供の学校の事もあり、私達は住み慣れた土地に残り、夫に単身赴任をしてもらうことにしました。
結婚14年目の転機:単身赴任と家族の変化
周りからは「理想の夫婦・家族」と言われるほど仲が良かった私たち。おしどり夫婦、子煩悩で優しい父親だと、私も疑うことすらありませんでした。
夫の浮気発覚:見つけた手紙と衝撃の真実
単身赴任期間は2年弱と短めでした。最初の頃は、お互いに連絡を取り合い、今まで通りの家族関係を続けていましたが、徐々に連絡を取る頻度が少なくなっていきました。それでも、子供の行事に合わせて帰ってきてくれたりしていたので、月1くらいのペースで家族で過ごす時間は取れていました。
元々パパッ子だった長男が思春期に入り、荒れてきたので、私一人では対応に困り始めた旨を夫に伝えました。すると夫は会社に掛け合ってくれ、仕事の都合をつけ戻ってきてくれる事が決まりました。
離れていても心は一つ、やはり、「夫は家族の事を第一に考えてくれてる!」と夫が帰ってくる日を心待ちにしていた頃。こちらへ転勤で帰ってくる2週間前に一度、出張で自宅へ戻ってきました。
この時に、「今後、帰宅までの2週間は仕事もとても忙しく、週末も送迎会が続くから連絡は取れないかも」と言われました。
私も「どうせあと2週間で帰ってくるし、大変だけど、その間は一人で乗り切ろう」と思い夫の意見を尊重し、ラスト2週間は夫との連絡を控えていました。そして、本帰宅となり自宅に戻ってきた夫。「やっと一緒に暮らせる、もう一人で頑張らなくていい!」と最高に幸せを感じていた頃、見つけてしまったのです・・・。
女からの手紙。浮気した夫。
夫が帰ってきて、ちょうど1週間が過ぎた頃。長女が夫から借りていたタブレットで動画サイトを見ている途中に、ふと、普段は絶対に開かない写真フォルダを間違えて開いてしまったようで。画面を戻して欲しいと私のところへ持ってきました。その画像を見ると、女から夫に宛てたらしい手紙。
震える手でタブレットを持ち、内容を確認し、スマホで写真を撮りました。
一緒に暮らし始め、私や子供に対する言動や行動がなんとなく前と違うな?と違和感を持っていて、気のせいかな?っと思っていたけど、これを見つけた時に確信に変わりました。
居ても立っても入れずメールで確認すると、夫はあっさり浮気を認めました。
復縁への模索:許し、再構築を目指す日々
夫によると、こちらへ戻ってくる前の2週間、私から全く連絡が入らなかったので「俺のことなんでどうでもよくなったんだ・・と寂しくなり浮気してしまった。」らしいのです。
聞くと、その女性とは食事に行って、別れ際にギュッと抱きしめただけで、それ以上の事はしていないとの事でした。
正直なところ凄く苦しかったけど、抱きしめるだけで留めてくれたのなら、私の事、子供の事を大事に思ってくれてるんだと思い、その場は許すことにしました。ただ、詳細を聞きたくても、浮気について聞くとひたすら逆切れでちゃんと話してくれないことに違和感は感じていました。ですが「浮気相手との関係はもう切れている、復縁したい」という夫の言葉を信じ、復縁の証としてペアリングを買ってもらい、ぎこちないながらも夫婦関係の再構築を進めていました。
再び訪れた裏切り:女との関係と家族の崩壊
最初に浮気の写真を見つけてから3か月後、夫は相変わらず忙しく、関東や関西への出張で半月、自宅に居ない生活が続いていました。出張中は基本、あまり連絡がとれなくなるので、かなり不安でしたが、仕事だから仕方ないと自分に言い聞かせていました。
そんなある日、また長女がタブレットを持ってきて、ふと見ると、夫が女の宛てた長文メールの下書きがあったのです。実は夫婦関係の復縁ができていると思っていたのは私だけで、水面下ではまだ夫の浮気は続いていたのでした。
うちは、夫のした浮気が子供にもばれてしまい、家族はボロボロです。相手にも旦那と子供がいるそうです。ぶち壊したいと思いましたが、こんな思いをするのは私たち家族だけで良いと思い、社会的制裁を与えない代わりに、女と直接話すことになりました。
決断と再生:離婚回避とATMとしての未来
夫よりも女の方が本気だったことがわかり、ちょっと恐怖を覚えましたが、最終的に夫が選んだのは私たち家族なので、自分はもうあきらめる。もう二度と会わないと。女の方から言ってきました。
この話をしている横でも、私より女の方が好きだとほざいていた夫よりも、この女の方が信じれると思い、その場はそれでおさめました。ただし今後、なんらかの手段を使い再び夫と繋がった場合は、迷わず社会的制裁を与える旨を伝えて帰ってきました。
2度も騙され、酷いこともたくさん言われ、本当に傷つき、自殺未遂までしてしまいましたが、子供もいますので離婚はせずに、今度こそ、本当の意味で復縁をすることにしました。全く夫の事は信じられないけど、これからは、ATMとして頑張ってもらいます。