探偵探しをしているとインターネット上で探偵のホームページを見たりするかと思います。
しかし、よくできたホームページがあるからといって安心できるとは限りません。昔に比べて悪徳な探偵が減ったとはいえ、まだまだ油断はできないのが現状です。
まずは探偵事務所の所在確認
1、住所・責任者の情報を確認する
ホームページなどに住所や責任者などの情報が詳しく記載されていない探偵事務所は、信用できるかどうか疑いましょう。企業であれば、お客様に対して責任の所在を明確にするのは当然のことです。
2、ホームページの情報に注意する
悪質な探偵業者は、架空の住所を記載したり、実際には事務所が存在しない場所の画像を掲載したりするなど、巧妙な手口で欺いてきます。
3、実際に事務所を見てみる
ホームページに記載された住所が本当に存在するかどうかは、実際に足を運んで確認するのが最善です。Googleマップのストリートビュー機能を活用するのもいいでしょう。
複数の建物が密集している場所だと判断が難しい場合もあるため、やはり現地で確認するのが間違いありません。
4、事務所での面談を希望する
探偵によっては、依頼者との面談を喫茶店やホテルなど事務所以外で行うこともありますが、基本的には事務所での面談を希望しましょう。事務所を避ける探偵には、規模が小さいだけでなく、悪徳業者の可能性も考えられます。
行政処分の有無確認
探偵業においても法律に違反した業者には、公安委員会により「営業停止」や「営業の廃止」処置が取られます。
営業停止であれば最大6カ月の停止処分、営業停止から3年以内のうちは行政処分された業者として公表されています。
これから浮気調査を依頼する探偵事務所が行政処分を受けていないか知ることも大事です。
行政処分の種類
行政処分には、営業停止以外にも以下のような種類があります。
- 業務改善命令: 法令違反の是正を命じる命令
- 再発防止命令: 再発防止策の策定・提出を命じる命令
- 書面による注意: 軽微な違反に対して文書で注意を行う措置
行政処分の確認方法
気になる探偵事務所が過去に行政処分を受けていないかどうかは、以下の方法で確認できます。
- 公安委員会のホームページ:各都道府県の公安委員会ホームページで、行政処分を受けた業者を検索できます。
- 一般社団法人 日本調査業協会:協会のホームページで、会員企業の検索ができます。ただし、会員企業でない悪徳業者も存在するため、最終的な判断は自己責任で行う必要があります。
探偵選びは、慎重かつ時間をかけて行うことが重要です。今回紹介した「事務所の所在確認」と「行政処分の有無確認」を徹底することで、悪質な探偵業者に騙されるリスクを大幅に減らすことができます。